僕のメソッド

僕のボイトレに関するメソッドは

少し変わっているかもしれません。


というのは

喉の開け閉めを自由にコントロールしたり

メッサディヴォーチェを利用したり

各種共鳴を活かしたり

ミックスボイスの出し方をお伝えしたり

といったことはもちろん必要に応じてやっていくのですが

基本的にあるのが

「その方が持って生まれた体を生かした、その方に出せる『一番いい声』を目指していただく」 

というもので

「発声はこうあるべき」

というところに寄せていくスタイルではなく

あくまで

「その方の個性ありき」

なレッスンをさせていただいてます。


なので一人ひとり

レッスン内容も違います。


それについてグループレッスンの時などによく驚かれるのですが

人によって持って生まれた喉や体、状態がそれぞれ違うわけですから

出しうるベストな声も違ってきますし

「今必要な練習」というのも

当然変わってくるわけです。


「〇〇さんの声だったら、こういう声を出せると思うんですが、そこを目指しませんか」

「あ、それできるようになりたいです」


という感じで

都度お気持ちをお伺いしながら

今この方がこれをやったらこうなるな、ということを

実践させていただいてます。


なので画一的なことをやるわけではないので

毎回が大変と言えば大変なんですが

それこそが自分にできるレッスンの強みだとも思っています。


個性について


よく

男性はカッコつけた声で歌ったり

女性はかわいい声やキャラ声で歌ったりすることが多いですよね。

若い男の子だったらこう説明します。


「カッコつけてるヤツどう思う?」

「ムカつきますね」

「そうでしょ?もっと本来持ってるいいところを出せばいいのに、とか思わない?」

「めっちゃ思いますね、それ(笑)」

「だ~か~ら、歌も同じなのよ(笑)」

「ああ…!」


どなたでも

ボイストレーニングの段階に入ると

その人が歌では使っていない、めっちゃくちゃ魅力的な声

チラッと見せて(聴かせて)くれます。


「今めっちゃいい声出てますけど、なんでそれを使わないんですか?」

と言うと

みなさんビックリします。

例えば女性だったら

本当はもっと太い声が出るのに

それでは魅力がない…と思い込まれているケースです。


「逆、逆(笑)。今の声聴いて『いい声だな~』と思ったし、その声で歌ったらグッとくる人がたくさんいると思うなあ」

「え、そうなんですか?」

「ウソは言いません(笑)。そんないい声持ってるんだから羨ましい。僕には出せない。その声にこそ個性があるし、出してても楽だったと思うんですよ」

「あ、確かに、今すごい楽でした」

「でしょ?」

「でも歌に使う声にするには、どうしたらいいかわからなくて」

「大丈夫です。それを今からやっていくので」


この流れは本当に多いです。

男性でも女性でも

「作った声ではない、めっちゃいい声」

っていうポイントが絶対あって

そこを見つけていくのが僕の最初の仕事であって。


その「いい声」を軸にして広げていくので

自ずと体が鳴り始めるんですよね。


そうなるともう

歌うのが今までよりも楽しくなるはずです。


かつて日米で大活躍した野茂英雄投手のトルネード投法も

当時は「奇妙な投げ方」と言われたりしましたが

実は

腰のひねりを使って体重移動に活かす→球速が上がる

肩の角度をつける→制球力が上がる

と全部理に適った投げ方だったんですよね。


もちろん野茂さんには強い体があったからこそ

あの投げ方が可能だったわけですが

自分の持って生まれた体を最大限に利用した投球方法だった

とも言えるわけです。


その方が持って生まれた体を最大限に生かした声、というのは

トルネード投法ほど難しくはありません(笑)。

常にその方が実感していただけるところから広げていきますし

おそらくそれが

その方に出せるもっとも魅力的な声であるのは

間違いありません。


そのお手伝いをさせていただくのが

僕のボイストレーニングなのです、というお話でした。

もしよかったら

一緒に楽しくやりませんか^^

TOSHIO SAKURAI

桜井敏郎 Official Website

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