奇跡

先日、僕に大きな

"奇跡"

が訪れました。





きっかけは

めずらしくちょっと飲み過ぎてしまうことがあり…

しかし翌日はちゃんと声のトリートメントをして

ボイトレの仕事はしっかりと行いました。


帰宅後

レコーディングしようと思うと

ハイトーンは問題なかったのですが

低めの地声がやはりちょっと荒れていて

いつもだったらスムーズに接続できる

ハイトーン→真ん中以下の音程の声

の流れに支障がある状態でした。


"今日はレコーディングできないな…じゃあ声の調整をしよう"


最近の僕は

「ミックスボイスを混ぜた、だけどもパワーのあるハイトーン」

を使っていて

今後これは大きな武器になる、と自分で感じています。

以前のハイトーンの出し方だと

例えば前に配信ライブをやっていた頃のように

反回神経の状態とかによっては

思った声が出しずらい状態になってしまうことがあり

その回避策を本当に毎日ずっと探し続け

レコーディングでも実践して

表現性やパワー、耐久性などもすべて含め

「これだな」

「これだったら大丈夫だ」

というところまで高めてきたハイトーンがあるんです。




"生まれ持った地声"

というものがどの人にもありますよね。

歌う時に使う、出そうと思ったら出せる

普通の声です。

それを僕なりに磨いてきて

そしてその上に自分なりのハイトーンを模索し

さらに今年になって

"自分に出せる究極のハイトーン"

にまで高めることができた。



その"自分に出せる究極のハイトーン"

僕なりにここまで磨いてきた地声(そう高くない音域で使う声)

とのつながりがあまりよくなかったのだけど

うまく切り替える技術というのはあるので

それで両者を使いわけてコントロールしていくつもりでした。



ところがその飲み過ぎてしまった次の日に

地声が少し荒れてしまったことで…

レコーディング用のマイクというのは

声帯のわずかなノイズもしっかりとキャッチします。

そしてレコーディング用の機材というのは

そのわずかなノイズもしっかりと増幅します。



"自分に出せる究極のハイトーン"は

その日の僕でもしっかりと出すことができました。

「究極」なので(笑)

コンディションがどうであろうが出すことができます。


しかしそこから声を下ろしてくると

少し荒れ気味の地声とのつながりが悪く

そして地声の時の声帯のノイズが

はっきりと鳴ってしまう…


普通なら

「コンディションが悪いから仕方ない。また明日頑張ろう」

となるところかもしれませんが

普通ではない僕は

いつもどおりにその先へと続けました。



「ハイトーンを下ろしてくる時に

その軌道を変えてみたらどうだろうか」



今までならば

使い慣れてきた地声にうまく接続させればよかった。

いつも使うその地声へとつながるコースをあえて外し

別の下がり方ができるルートを探すと

以外にもすぐに見つかりました。



究極のハイトーンからまっすぐに下ろしてきたその声は

最初はうまく響かず

"行き止まり"

かと思いました。

でも数回トライしていくうちに

行き止まりの看板は撤去され

僕が今まで出したことのない響きと共に

きれいな一本道が目の前に現れました。


声が統合された瞬間でした。


通ったことのない道を新鮮な気持ちで駆け抜けるように

まったく新しい感覚で

その声は僕の体から放たれていきました。

地声の音域なのに

51年間の間に自分が出してきたあらゆる地声とは

まったく出し方の違う声でした。



レコーディングしてみると

今までに抱えていた僕の声帯のクセや

気をつけている不必要な共鳴などが

すべてきれいに"除去"されていました。

イコライザーでカットしなければならない帯域が

僕の声にはあったのですが

それも完全に不要になりました。


そして何より…

ハイトーンから下ろしてくる時の

"切り替える"

という努力をする必要がなくなりました。

自分の弱点が完全になくなり

"ああ…奇跡が起きたんだな"




夢ではないかと思い

翌日仕事に行く前に

前日の自分の歌をチェックしてみました。



何回聴いても気持ちよかった。



何回聴いても、嬉しかった。



レッスンに遅刻しそうになるぐらい

この奇跡に感動しながら

自分の声を聴きました。

(そのせいで雨の中自転車で行くことになった笑)


もしもっと早くアルバムを完成させていたら

僕はこの声にたどり着くことはできなかった。

未完成な自分の型を

自分の完成形だと信じ

歌いづらさを抱えたままで終わっていたと思う。



すみません、長くなって。

そして、お待たせしてしまって。


その"奇跡"とやらを

一緒に体感してください。

ここからはそう時間はかかりません。

とにかく急ぎます。


本当に、お待たせしました!




僕を導いてくれた機材たち。

大切な大切な仲間です😊😊

TOSHIO SAKURAI

桜井敏郎 Official Website

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